「ばけばけ」を見ていて思い出す

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※この記事は、国籍・文化を問わず「個人差」の話であり、
特定の外国人全体を否定する意図はありません。
あくまで私個人の20年間の経験談です。

■ NHK「ばけばけ」を見て、妙に胸がざわついた

今週のNHKドラマ「ばけばけ」では、
ついにラフカディオ・ヘブンさんが松江に上陸した。

あのシーン、まるで現代でいう“海外セレブ来日”。
外国人が珍しい時代、田舎の町に来たらそりゃ大騒ぎだ。

私も生まれは西日本の田舎。
ALTなんて絶滅危惧種のように珍しかったし、
18歳で上京するまで、外国人に会ったことすらほぼなかった。

そんな中でヘブンさんが自由に歩き回るたび、
胃を痛めるのが通訳の錦織先生。

あの感じ、すごく分かる。

“外国人を連れている日本人” に全部の不満が飛んでくるあれ。
通訳でも保護者でもないのに、責任者扱い。
あれが本当にしんどい。

そして私は気付く。

……それ、私の役目。


■ 夫が自由に発言するたび、胃が痛くなる

夫は(多分)頭が良くて、意思も強い。
そして「良かれ」と思って、
子どもの保育園や学校、地域活動などに
“合理的な改善案” を自信満々に提案する。

誰も頼んでないのに。

夫は「この田舎の意識を変える!」くらいの勢いで
どんどん意見を出す。

周囲の日本人はニコニコ。

「そうですね〜」
「いい考えですね〜」

……これ、日本人特有の“やんわり断りモード”だ。

でも夫は
『喜ばれた!』と思い込んで加速する。

そして当然、後日こうなる。

  • 「あのご意見の件ですが……」
  • 「ちょっと困っていて……」
  • 「なんとか奥さんから説明してもらえませんか?」

ぜんぶ私に回ってくる。


■ さらに地獄はここから

夫が行政や学校側からやんわり断られると、
今度は “日本の代表” として 私が責められる。

「なんで?」
「どうして?」
「意味が分からない!」
「日本は融通が利かない!」

……いや、あなたが一番融通利かない……。

日本の文化の説明を求められ、
納得するまで追及され、
答えに詰まると、延々と講義が始まる。

そんなの、私に説明できるわけない。


■ 外国人に直接怒らない → 日本人配偶者へ飛んでくる

外国人には皆、当たりが柔らかい。
言いにくいからだ。分かる。

でもその結果、
不満や断りが、全部いっしょにいる日本人へ流れてくる。

知り合いの外国人向けの文句まで聞く私は、

市内在住外国人の“取り締まり役”か?

外国人の行動も、日本人の気遣いも、
全部その間で受け止めるのは想像以上に消耗する。


■ 自分が外国人も日本人も嫌いになりそうで、それがまた嫌だ

夫のすることにいちいち胃が痛む。
日本人の曖昧な態度にも疲れる。

そしてその狭間に立つ私は、
どちらにも「うんざり」する瞬間がある。

でも本当はどちらが悪いわけでもない。
ただ文化が違うだけだ。


■ 私の本音はこれ

※これは“外国人問題”の話ではなく個人の体験談。

私はただこう思う。

外国の方が日本に住むなら、
日本の文化とルールと日本語を
最低限理解してから来てほしい。

日本人も、NOと言うべき場面ではちゃんとNOと言う。

たったこれだけで、
いまの多くの摩擦は減るんじゃないかと思う。


■ そしてもう1つ

外国人と結婚するなら、それなりの覚悟が必要だ。

私には、その覚悟がほとんど無かった。

気づけば20年、心が何度も折れてきた。
笑えるくらいに。

でも、それでも家族でいられたのは、
私の中にまだ “希望” があるからだと信じたい。

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