ALT → 肉体労働 → ALT
【第1章:教育委員会ALT時代】
仕事: 教育委員会雇用のALT(小・中学校)
給与: 月30万円以上
社会保険: 加入あり
夫が日本でALTを始めたのは、小学校にALTを導入し始めた年。
地元の新聞にも取り上げられた“はしり組”だった(私と出会う前の話)。
賞与は聞いてないけど、月収だけでもその地方の20代男性の平均をはるかに上回る高収入だった。
【第2章:英会話教室講師時代】
仕事: 英会話スクール講師
給与: 月22~23万円
社会保険: なし
一度教育委員会を辞め、日本を離れたあと再来日。
今度は英会話教室で講師として働いていた。
この頃、私と出会い、結婚。そして第一子を妊娠。
私は出産直前に派遣契約が終了し、夫の収入だけでは生活が厳しい状態に。
このころから、「I’m starting a business.」と念仏のように唱えるようになる。
【第3章:肉体労働時代】
仕事: 地元企業の現場職(運送業)
給与: 月25万円超え
社会保険: 加入あり
わずか数カ月の勤務だったが、生活のため夫はそこの地元の会社に転職。
仕事内容は完全に肉体労働だったが、給与は少し上がり、社会保険もついた。
なによりその職場には、役職について活躍していた外国人男性がいて、
「自分も昇進できるかも?」と彼に取り入り、その紹介を通して採用が決まった。
しかし、日本語できる体で入社したのに、言われたことを理解できず作業中に事故を起こして怪我。
日本語は片言だが、日本で英語を教えるため、貧しい家庭から自力で大学を出た夫は、
“大卒”に強い誇りを持っていた。(時々高卒の私に学歴マウントとる)
だが、現場は“学歴関係なし”の世界。
プライドの高さと周囲との温度差で、同僚とも上司とも次第にギクシャクしていった。
さらに、夫が他企業への転職を試みたことが発覚!契約違反となり、即日解雇通知。
さすがに納得できずに労働基準監督署に相談したところ、会社に注意が入り、
「解雇は1か月後」に訂正された。
夫は、「どんな不当な扱いを受けるかわからない!」と怒り、
結局、自ら即退職。
自分が悪いのに逆ギれ。。
この時私は、夫との将来が不安になった。
【第4章:再びALTへ(ダブルワーク時代)】
仕事: 学校派遣ALT+企業での英語講師(ダブルワーク)
給与: 月30万円弱
社会保険: なし
その後、別の地方でALTの仕事を見つけ、家族で引っ越し。
私は引っ越し後職を探したが、時給が安く、保育園も空きがなく一時保育料で収入がほぼ消える。
「働いても±0」状態だったため、結局専業主婦となる。
その後、第二子を妊娠、出産。
夫は学校でのALT業務のほか、企業向け英語講師の仕事も請け負い、
ようやく家族4人が食べていける程度の収入を得ていた。
次へ続く